馬英九総統は13日午後、米ニューヨーク大学法学部のTrevor Morrison学部長と会見、その来台を歓迎すると共に双方の学術交流が今後も深められるよう期待した。馬総統はまた、中華民国（台湾）における民主の発展プロセス、並びに人権保障の着実な実行に向けての努力についても説明。あいさつの中で馬総統は、Morrison氏は立憲政治に関する米国の著名な法律学者で、学術面で際立つ名声を誇り、かつてオバマ米大統領の法律顧問代理（associate counsel）を務めたこともあるなど実務経験が豊かだと称えた。
中華民国における人権保障促進の成果について馬総統は、フリーダム・ハウス（Freedom House：米国に本部を置く国際NGO）が昨年発表した「世界自由度報告（Freedom in the World 2015）」で、中華民国は「自由な国」に分類された他、「政治的自由」の項目ではトップレベル、「市民的自由」の項目では第2レベルと評定されており、中華民国に対する国際社会の高い評価がうかがえると述べた。同報告ではそれぞれの項目を優れている方から順に1から7の数字で表している。