財政部(日本の財務省に相当)は17日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の加盟を文書にて正式に申請したことを明らかにした。文書では、台湾のAIIBに対する有益性を強調し、4月にAIIBの新会員になれることを期待しているとした。
台湾は昨年3月に、AIIBの創設メンバーの加盟申請文書を送っていた。しかし、最終的に、創設メンバーになることがかなわなかった。今年再度加盟を試みた。財政部によると、4月にAIIBは初の理事会を開催し、新会員の加盟審査が行われる。今のところ、台湾を含めすでに30数か国が加盟を申請している。
財政部はさらに、中華民国(台湾)は主権国家で、AIIB加盟申請は平等と尊厳を前提にしており、地位が矮小化され、またはオブザーバーにしかなれない場合、参加を見送る。名称についても、「チャイニーズタイペイ(中華台北)」が許容の限界としている。