2024/05/08

Taiwan Today

外交

ティーン外交使節団、シンガポール・マレーシアなどで積極的に交流

2016/01/25
ティーン外交使節代表団は今年で14年目。写真は昨年の代表団がオーストラリアを訪問した時の様子。(中央社)

「外交小尖兵隊(ティーン外交使節 Teen Diplomatic Envoys)」代表団が24日、シンガポール、マレーシア、タイなどでの交流に向けて出発。外交部(日本の外務省に相当)の李澄然常務次長(事務次官に相当)は22日、これらの国々は政治経済、民間交流の上で中華民国(台湾)と密接な関係にあるばかりでなく、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)の重要な参加国でもあると説明した。

李常務次長によると、同代表団は外交部が青年文化交流を着実に実行し、若者が世界とつながっていくのをサポートするためのもの。今回は、シンガポール、マレーシア、タイが中華民国と政治、経済貿易、文化、民間交流などで密接な関係にあり、また、これら国々がASEAN(東南アジア諸国連合)とRCEPの重要な参加国で、アジア太平洋地域の経済統合において重要な役割を果たしていることも考慮し、外交部はこれらの国々に設ける在外公館に訪問日程の調整を要請しており、代表団は現地の中高生と充実した交流を行なうことになるという。

李常務次長は、代表団メンバーの選抜活動は近年、すでに高校、高級職業学校、五年制専科学校(日本の高専に類似)にとって、年に一度の全国的な英語コンテストの一つになっている他、様々な分野で多くの優秀な人材を生み出していると説明。今回、上位三校の学生たち12人は、教師の熱心な指導、学校及び保護者のサポートの下、英語劇、スピーチ、国際関係に関する常識など複数のハードルを乗り越え、様々な部門で優秀な成績を上げて全国113の学校、400人あまりの出場者の中から選出されたもの。李常務次長は、これら学生を祝福すると共に賞賛した。

外交部は2002年より、教育部(日本の文科省に類似)と共同で、「ティーン外交使節-英語の『種』隊選抜活動」を実施。今では全国の高校、高級職業学校、五年制専科学校にとっての三大英語コンテストの一つになっている。上位三校のチームが海外での交流活動を行うことで若者の国際社会参与を拡大すると共に、訪問先の国々に台湾のソフトパワーを紹介している。

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