2024/05/01

Taiwan Today

外交

中華民国、イギリスの登録旅行者制度適用対象国に

2016/01/27
中華民国(台湾)がイギリスの登録旅行者制度適用対象国に。(労働部サイトより)

外交部(日本の外務省に相当)は25日、イギリスがこのほど、中華民国(台湾)を「登録旅行者制度(Registered Traveller Service, RTS)」の適用対象国に加えると宣言したことを歓迎した。イギリスは現地時間の25日午後、イギリス政府のウェブサイトにおいて、中華民国の公民がインターネットを通じて行なう登録申請を受理すると正式に発表した。中華民国の公民で、関連の条件を満たしているなら誰でも申請可能で、それにより、イギリスのイミグレーションでスピーディーな入国が可能になる。

イギリス側の審査を経てRTS登録者となった人は、IC旅券を持っていれば、イギリスで同制度が適用される各空港において、「イギリス/EU欧州連合旅券レーン」(UK/EU entry lanes)、あるいは「電子旅券ゲート」(ePassport-gate)を使用して入国できる。入国カードへの記入や移民局職員による面談、指紋押捺などが免除され、速やかな入国が可能。

イギリスのRTSは昨年4月8日から正式に実施されており、最初の適用対象国は米国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、日本だった。イギリスはこのほど、適用対象を拡大し、中華民国の他、韓国、シンガポール、香港を適用対象に加えた。イギリスは2009年に中華民国の国民を対象に入国ビザ免除措置を実施することに同意、2011年にはまた、中華民国と「台英ワーキング・ホリデー協定(YMS, Youth Mobility Scheme)」を締結している。外交部は、これらに続いて今回、同国が中華民国をRTS適用対象国に加えたことは、中華民国が移民のリスクが低い国であること、並びにイギリスが台湾の人々の総合的な素養を高く評価していることを示すと説明。また、両国の関係が近年急速に発展し、経済貿易、ビジネス、文化、教育、観光、人的往来の面での交流がますます緊密さを増していることを反映していると指摘した。外交部は、中華民国がRTS適用対象国となったことは、国民のイギリスへの渡航と双方の民間交流促進に寄与するものと期待している。

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