外交部（日本の外務省に相当）は2日、今月10日より、中華民国（台湾）の国民がトルコへ観光旅行するための電子ビザ（e-visa）申請が無料になると明らかにした。これにより、旅行者が負担する申請費用が年間で7000万台湾元（約2億4787万日本円）程度節約できるという。
外交部によると、国民のために出国の利便性を向上させるのは同部の重要な仕事の一つで、トルコ側と協議を重ねた結果、双方はこのほど電子ビザの申請を互いに無料化することで合意した。外交部は、両国が共に努力して得た成果だとし、国民の出国コスト節約につながると同時に、双方の経済貿易、観光、学術、文化の面での交流が大きく促進されることに期待した。
外交部によると、ターキッシュエアラインズは市場のニーズに応え、今年7月13日に、台湾とトルコを結ぶ航空路線を現在の週7便から10便に増やす。昨年、台湾からトルコを訪れた人が約5万人だったのに対し、今年は直行便のフライト数が大きく増えることから延べ8万人が見込まれる。トルコがすでに台湾の人たちにとっての旅行先、そして欧州やアフリカに向かう際の乗り継ぎ地点として人気を集めていることがうかがえるということ。