台湾南部での地震による犠牲者は100人以上に。行政院は15日、犠牲者を追悼するため半旗を掲げた。（中央社）
中華民国政府で対中国大陸政策を担う行政院（内閣）大陸委員会の夏立言・主任委員（大臣）は15日、中国大陸の「国務院」台湾事務弁公室の張志軍主任と「ホットライン」を利用して通話し、台湾南部・台南市での地震被害に対する中国大陸側からのお見舞いと義援金について、馬英九総統に代わって感謝した。
大陸委員会によると、今回の通話は中国大陸側の要望に応えたもの。張志軍氏は今回のマグニチュード6.4の地震がもたらした人命と財産面での損失に対して中国大陸の指導者からのお見舞いを伝えたという。
夏主任委員は通話の中で、地震発生後、中国大陸側がただちに様々なルートを通じてお見舞いと哀悼の意を伝えたこと、また、義援金を提供したことなどに対し、台湾と馬英九総統に代わって心から感謝すると述べた。
台湾南部・高雄市を震源として6日未明に起きた地震では台南市の被害が深刻で、これまでに116人が死亡している。
大陸委員会によれば、中国大陸の各界からの義援金の累計金額は7310万台湾元（約2億5100万日本円）に達しており、義援金は被災地の再建に使用される。