2024/05/02

Taiwan Today

外交

「日本は釣魚台列島を窃取」の言い方は事実に合致=外交部

2016/02/24
釣魚台列島は中華民国固有の領土。「日本が窃取した」との言い方は事実に合致する。(中央社)

外交部(日本の外務省に相当)は23日、日本政府はかつて釣魚台列島を併合した事実を隠そうと苦心し、慣例に則って天皇の勅令で正式に公布することをしなかったため、海外はこれを知る由も無かったと指摘、このため日本が釣魚台列島を「盗み取った」との言い方は事実に合致していると強調した。

中華民国(台湾)のある学者は最近、「台湾釣魚台」と題してメディアに投稿した文章の中で、日本は1895年1月に「閣議決定」の方式で釣魚台列島を日本の領土に編入したと説明、この占領行為について国際社会に告知せず、周知を図らなかったことは日本に不利な瑕疵ではあるが、「盗み取った」との言い方はあまりにも厳しすぎるとの見方を示した。1985年1月は釣魚台列島の主権に関わるとされる馬関条約(日本名:下関条約)締結以前。

外交部条約法律司(局)の申佩璜司長(局長)は23日夜、歴史資料からは、日本は甲午戦争(日本名:日清戦争)勝利に近付き、秘密裏に釣魚台列島を併合する以前から、同列島が「清国に属する台湾地方の島嶼」であることを知っており、内閣による密議を通して併合を果たすと共に対外的に公表しなかったことがわかると説明した。

申司長はまた、日本が当時、先に占領していたことを根拠に硫黄島や南鳥島を併合した際、いずれも対外的に公表したことと比べると、当時の日本政府は心やましいところがあったために釣魚台列島併合を苦心して隠したことが分かると指摘。申司長は、日本が天皇の勅令による正式な公布をしなかったため、外国はこれを知る由も無かったと説明、このため、日本が「盗み取った」との言い方は事実に合致すると述べた。

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