外交部（日本の外務省に相当）の林永楽部長（大臣）夫妻は29日夜、台湾北部・台北市の円山大飯店（グランドホテル）にて「中華民国105年新春レセプション」を開催した。中華民国（台湾）駐在の各国の使節夫妻を歓待すると共に、この１年間にわたる、中華民国（台湾）の外交政策に対する支持に感謝した。馬英九総統、呉敦義副総統夫妻、行政院（内閣）の張善政院長（首相）、各省庁のトップ、財界、メディア、文化界の代表者ら合計256名の来賓が招待を受け、年に１度のこの盛会に出席した。
馬総統はあいさつで、2月に台湾南部で震災が発生した際、各友好国や海外の人々が、直ちに中華民国（台湾）政府に対して慰問のメッセージを発し、支援を申し出てくれたことに感謝し、この一件で国際社会の温かさを、身をもって実感したと述べた。馬総統はまた、中華民国（台湾）は国際社会における義務を履行し、且つ国際社会に還元するため、今後も引き続き「人道援助の提供者」としての役割を果たし、国際社会と共に世界の平和のために努力していきたいと述べた。
台湾駐在の外国使節団の団長を務めた南太平洋の国交樹立国、ナウル共和国のAmb. Ludwig Dowong Keke大使はあいさつで、「中華民国外交部と使節団との堅い友情、支持、相互協力に感謝する。使節団は今後も引き続き中華民国（台湾）の国際組織への参加、特に国際連合の関連組織への参加実現に向けて協力する。中華民国（台湾）政府と国民が、引き続き自由、平和、調和、幸福そして繁栄を享受できるよう祈念する」と述べた。
新春レセプションは、ステージでのパフォーマンスや、来賓たちによる歓談など、和やかな雰囲気の中で閉会した。外交部が主催する「新春レセプション」に対し、参加した来賓からは、中華民国政府の各省庁のトップ、財界、文化、メディアなど各界の代表者と各国の使節が十分に交流できるとして、高く評価する声が聞かれた。