2024/05/05

Taiwan Today

外交

中華民国(台湾)、米「グローバルエントリー」の適応対象に

2016/04/06
中華民国(台湾)と米国は4日、中華民国(台湾)のパスポート所持者の米国入国審査を簡素化する「グローバルエントリー」プログラム参加などを盛り込んだ共同文書に調印。中華民国(台湾)にとっては、米「ビザ免除プログラム」参加に続く、米入国の簡素化措置となる。(中央社)

中華民国(台湾)駐米代表処(在米大使館に相当)の沈呂巡代表(駐米大使に相当)と、米国の対台湾窓口機関である米国在台協会(AIT)ワシントン本部のJoseph Donovan Jr.執行理事は4日、中華民国(台湾)国民の米国入国審査簡素化などを盛り込んだ共同文書「台米発展国際旅客便捷倡議合作聯合声明(Joint Statement regarding Cooperation between TECRO and AIT toward Development of an International Expedited Traveler Initiative)」に調印した。これにより中華民国(台湾)は、イギリス、ドイツ、オランダ、パナマ、韓国、メキシコに次ぐ7番目、アジアでは2番目の米「グローバルエントリー」の適用対象国となった。

「グローバルエントリー」プログラムは、米国国土安全保障省税関・国境取締局(CBP)が実施。事前承認制度により、危険度の低い旅行者の米国入国審査を迅速に行うというもの。現在、全世界410万人の旅行者が対象となっている。

外交部(日本の外務省に相当)は、内政部入出国及び移民署(日本の法務省入国管理局に相当)等の関連省庁と協力し、1年余りにわたり努力と交渉を重ね、ついに「グローバルエントリー」プログラムへの参加にこぎつけた。中華民国(台湾)にとっては、米「ビザ免除プログラム」参加に続く、米入国の簡素化措置となる。中華民国(台湾)と米国の緊密な実務関係を証明するものとなった。

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