中華民国（台湾）とチェコ共和国は3日、台北において「台北駐チェコ経済文化弁事処と駐台北チェコ経済文化弁事処（CZECH ECONOMIC AND CULTURAL OFFICE）による教育協力に関する共同声明」（略称「台チェコ教育協力共同声明」）に調印した。台北駐チェコ経済文化弁事処（中華民国の在チェコ大使館に相当）の陸小栄代表（大使に相当）と、駐台北チェコ経済文化弁事処（チェコ共和国の在中華民国大使館に相当）のVáclav Jílek代表が、それぞれの国を代表して調印に臨んだ。
中華民国（台湾）とチェコ共和国は今回の共同声明で、両国の教育分野におけるこれまでの協力と、奨学金相互給付制度の成果を再評価すると共に、これからも高等教育制度と各種カリキュラムに関する情報の共有を継続し、両国の高等教育機関に直接的な連絡のパイプを築くという目標に向かって努力するとした。
台湾とチェコは、2015年12月28日に若者の「ワーキングホリデー備忘録」に調印。2016年4月18日に申請の受付を開始したばかり。今回の共同声明はこれに続くものであり、両国の交流と協力関係が緊密で、文化や教育交流の強化に対して双方が高い意欲と共通認識を有していることを明らかにするものである。
現在、台湾では37の大学が、チェコの24の大学と交流協定を結んでいる。双方の留学生や交換留学生は年々増加しており、両国の高等教育協力と交流が密接で、極めて高い発展の可能性を秘めていることを表している。両国は今後、この良好な基礎の上に、さらに各方面で実質的な交流や協力を推進、深化させていくだろう。