2024/04/28

Taiwan Today

外交

蔡英文総統と陳建仁副総統が就任、外国貴賓の祝福受ける

2016/05/23
蔡英文総統(前列左から二人目)と陳建仁副総統(同三人目)は20日に中華民国第14代正副総統に就任すると、外国の貴賓たちによる祝福を受けた。(中央社)

蔡英文総統と陳建仁副総統は20日午前に宣誓を行って中華民国第14代正副総統に就任すると、総統府の林碧炤秘書長、外交部(日本の外務省に相当)の李大維部長(大臣)付き添いの下、外国の貴賓たちによる祝福を受けた。

外交部の統計によると、今回の正副総統就任を祝うために中華民国(台湾)を訪れたのは、外交関係のある友好国22カ国を含む59カ国からの700人近くで、過去最多だという。

米国の祝賀団はロナルド・カーク(Ronald Kirk)元通商代表が団長を務め、メンバーはジョン・ネグロポンテ(John Dimitri Negroponte)元国務副長官、米国の対台湾窓口機関・米国在台湾協会(AIT)のレイモンド・バッガード(Raymond Burghardt)理事長、AIT台北事務所のキン・モイ(Kin Moy)所長、アラン・ロンバーグ(Alan D. Romberg)元国務省副報道官ら。

日本は国会開催中である他、7月には参議院の半数の改選を控えているなど政治日程が立て込んでおり、多くの議員が来台出来なかった。このため日本の安倍首相の実弟、岸信夫衆議院議員はあらかじめ5月初めに代表団を率いて祝賀に訪れている。今回、日本からは、日本の対台湾窓口機関・公益財団法人交流協会の今井正理事長、超党派議員連盟の日華議員懇談会の古屋圭司幹事長らをはじめとする、各界が組織した総勢252人の大規模な祝賀団が来台した。

欧州からの祝賀団では、バチカン市国が特使を派遣した他、欧州議会、オランダ、スロバキア、チェコ、イギリス、ハンガリー、エストニア、オーストリア、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ポルトガルなど18カ国から48人の貴賓が来台した。

アフリカに位置する友好国からは、スワジランドの国王であるムスワティ三世(H.M. King Mswati Ⅲ)、ブルキナファソのイサック・ジダ(Yacouba Isaac Zida)首相、サントメプリンシペのManuel Salvador dos Ramos外相がそれぞれ代表団を率いて第14代正副総統就任式典に出席、人数は100人を超えた。

ラテンアメリカとカリブ海地域に位置する友好国12カ国からの祝賀団は、大統領、首相、大統領(首相)夫人、副大統領、副首相、最高裁判所長官、外相、国会議長ら各国の指導層が率いた。

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