行政院衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)の林奏延部長(大臣)は25日、第69回世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)において、「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」という名称でWHAにオブザーバー参加する台湾の2,300万人の住民が一人も欠けることなく、WHO関連の会議や活動に安定的に参加できるよう、WHO及びその会員国に対して支持を求める発言を行った。
林部長は約5分間の英語によるスピーチを行い、「チャイニーズ・タイペイ」に2度言及した。林部長はまず、WHOのマーガレット・チャン事務局長と事務局が、「チャイニーズ・タイペイ」が引き続きWHAに参加できるよう尽力してくれたことに感謝した。そして最後は、「チャイニーズ・タイペイに代表される台湾の2,300万人の住民がWHO関連の会議や活動に安定的に参加できるよう、WHO及びその会員国に支持を呼びかけたい」と締めくくった。
林部長はまた、1995年から台湾で実施している国民健康保険は、台湾住民の99.9%が加入しており、その満足度は80%を超えていると説明した。