中華民国(台湾)の対日本窓口機関である亜東関係協会(East Asia Relations Commission)は5月27日午前、理監事聯席会議(理事会)及び会員大会を開催し、李嘉進会長の辞任案を可決すると共に、満場一致で新会長に邱義仁氏を推挙した。
新会長となった邱義仁氏は台南市出身の66歳。国立台湾大学哲学学科を卒業後、米シカゴ大学で政治学を学び、修士号を取得した。
これまでに民主進歩党秘書長、行政院秘書長、国家安全会議秘書長、総統府秘書長(官房長官)、行政院副院長(副首相)などの要職を歴任。日本の京都産業大学や国立北海道大学で客員研究員を務めたこともある。日本のことに詳しく、台日関係への関心も高い。
邱義仁氏は、かねてから蔡英文総統に重用されており、亜東関係協会会長への就任により、その才能をさらに発揮し、台日関係をいっそう深められるものと見られている。