2024/04/29

Taiwan Today

外交

国連組織参加は「尊厳、実務、貢献」が原則

2016/06/06
外交部(日本の外務省に相当)はプレスリリースを発表し、中華民国政府が「実務的かつ尊厳ある参加」を原則に、WHO、国際民間航空機関(ICAO)、気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)を含む国連の会議や活動に、積極的に参与していく考えを示した。写真は、このほど欧州連合(EU)が開催したシンポジウムに招かれ、「八仙水上楽園(ウオーター・パーク)」(台湾北部・新北市)で発生した粉塵爆発(2015年6月)に関する報告を行った台湾の医師団。この事故では499名が負傷したが、医師団は死亡率を3%に食い止め、国際社会を驚かせた。(台湾大学付属病院整形外科主任提供、中央社)

国際社会の一員として、中華民国(台湾)の国連組織への参加を推進することは、中華民国全国民の共通する願いである。中華民国政府は長年、様々な方法を用いて、国連傘下の専門機関に参加し、国際社会から一定の理解を得てきた。

台湾は2016年、8年連続で世界保健機関(WHO)の招待を受け、オブザーバーの身分で、その意思決定機関である年次総会(WHA)に出席した。これは、医療・衛生分野における台湾の貢献が、国際社会に認められていることを意味している。

中華民国(台湾)は、世界でも重要な、経済と科学技術が発達した国家である。国際問題や専門分野の議題において、国際社会に対してより多くの貢献をすることが可能であるし、これは国際社会全体の利益にも合致している。中華民国政府は今後も、可能な限り最大限の努力を払い、中華民国(台湾)の国家利益と地位を向上させたい。

中華民国政府は引き続き「実務的かつ尊厳ある参加」を原則に、WHO、国際民間航空機関(ICAO)、気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)を含む、中華民国(台湾)の国家発展、および住民の幸福と利益を左右する国連の会議や活動に、積極的に参与していきたい。

国連への実質的参加は、中華民国政府にとっての目標であり、重要な業務の一つでもある。台湾が国際社会で、決して公平な待遇を受けていないという思いは、全国民が同じく持つものである。中華民国政府は引き続き、国交樹立国や台湾に友好的な国々に対し、国連関連の様々な重要な場において、台湾のために声を上げてくれるよう求め、国際社会における台湾支持のエネルギーを蓄積していきたい。

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