パナマのアジュ・プラド（José Ayú Prado Canals）最高裁判所長官は、中華民国政府の招きを受けて、12日から17日まで台湾を訪問している。アジュ・プラド長官をはじめとする中華民国訪問団には、Efrén Tello Cubilla大法官代理、最高裁公設弁護人司のDanilo Montenegro Acevedo司長も含まれている。
アジュ・プラド長官ら訪問団一行は滞在中に、蔡英文総統、司法院（最高司法機関）の頼浩敏院長、最高法院（最高裁判所）の鄭玉山院長、外交部（日本の外務省に相当）の李大維部長を表敬訪問し、外交部の侯清山政務次長（副大臣）が主催する招宴にも出席する。訪問団はまた、台湾台北地方法院（地方裁判所、台湾北部・台北市）を訪問するほか、国立故宮博物院（台湾北部・台北市）、国立伝統芸術センター（台湾北東部・宜蘭県）、宜蘭金車蘭花園（同）など、台湾を代表する経済的・文化的建設を訪れる。
アジュ・プラド長官は、2011年にパナマ検事総長として台湾を訪れたことがある。今回は、パナマ司法機関の首長としての訪問となった。台湾とパナマの司法機関における交流や協力を促進し、両国の友好関係を強化することが期待されている。