2024/05/06

Taiwan Today

外交

台湾、沖ノ鳥海域問題で日本と7月に協議

2016/06/17
沖ノ鳥海域の問題に関する台湾と日本の協議は7月下旬ごろになる見通し。写真は同海域での漁船護衛に当たった行政院海岸巡防署の巡視船。(中央社)

沖ノ鳥海域での問題が立法院(国会)内政委員会で引き続き話題となっている。立法院内政委員会は16日、行政院海岸巡防署(日本の海上保安庁に相当)、外交部(日本の外務省に相当)、行政院農業委員会(日本の農水省に相当)などの代表による報告を受け、質疑応答を行なった。

立法委員(国会議員)が、沖ノ鳥海域での現在の対応、並びに同問題に対する台湾と日本の協議スケジュールについて質問したのに対し、外交部は、7月下旬に日本側と話し合いを持つと回答。また、海岸巡防署は、漁船護衛の状況に変わりはないと説明した。

外交部の李澄然常務次長(事務次官に相当)は、沖ノ鳥海域の問題は依然未解決で、台湾と日本の協議は7月下旬ごろになるとの見通しを示した。李常務次長は、この話し合いでは台湾の漁業権確保に努めるとしている。

また、海岸巡防署の李仲威署長は沖ノ鳥海域での漁船護衛の継続を強調、漁船の操業状況に応じて船艇を派遣し、同海域内で最も有利な位置取りを行なうと説明した。新政権が発足した5月20日以降これまで、漁船の護衛は続けられているという。

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