台湾と米コロラド州は、運転免許相互承認に関する備忘録に調印した。これにより、台湾と運転免許の相互承認を行う米国の州は19州となった。写真はそれぞれを代表して調印に臨んだ台北駐デンバー経済文化弁事処（領事館に相当）の張詩瑞処長（右）と米コロラド州財務局のBarbara Brohl局長（左）。（台北駐デンバー経済文化弁事処提供、中央社）
中華民国（台湾）が米コロラド州デンバー市に置く台北駐デンバー経済文化弁事処（領事館に相当）は22日、中華民国政府を代表し、米コロラド州との間で、「中華民国（台湾）交通部（日本の国交省に類似）と米コロラド州財務局による運転免許相互承認に関する備忘録」に調印した。備忘録は調印日をもって即日発効した。外交部（日本の外務省に相当）は、コロラド州が台湾と運転免許の相互承認を行う米国の19番目の州となったことを歓迎した。
外交部は、今後も米国のその他の州や、中華民国の国民がビジネスで頻繁に訪れる国々との間で、運転免許の相互承認に関する協定を結ぶべく、引き続き努力していく考え。これにより台湾住民の海外での就労や留学、生活の利便性を高めることを目指す。外交部では、外交部公式サイトのトップページから「重要議題」をクリックし、「全球免試申換駕照」を選べば、運転免許相互承認の対象国や地域、それに運転免許の書換えに関する情報が掲載されているとし、国民の利用を呼び掛けている。