「永翔専案（プロジェクト）」と名付けられた外遊で中米・パナマ共和国を訪れた蔡英文総統は、現地時間6月26日（日）午後、「ココリ水門（Esculsas de Cocoli）」で開催されたパナマ運河拡張工事完成式典に参加した。
式典は午後4時30分から始まった。蔡総統は、国家安全会議（安全保障政策決定機関）の呉釗燮秘書長、外交部（日本の外務省に相当）の李大維部長（大臣）、中華民国在パナマ大使館の劉徳立大使を伴い、パナマ側の貴賓接待係に導かれ、各国要人が集合するステージに上った。
蔡総統は、各国要人らに自ら声を掛け、パナマ共和国のフアン・カルロス・バレーラ大統領、イサベル・サン・マロ副大統領、パラグアイ共和国のオラシオ・カルテス大統領、ドミニカ共和国のダニーロ・メディーナ大統領、ホンジュラス共和国のフアン・オルランド・エルナンデス大統領、エルサルバドル共和国のオスカル・オルティス副大統領、スペインのフアン・カルロス1世、ジャマイカのアンドリュー・ホルネス首相、米国のジル・バイデン副大統領夫人、チリ共和国のミシェル・バチェレ大統領、グアテマラ共和国のハフェット・カブレラ副大統領、アルゼンチンのガブリエラ・ミケティ副大統領、エクアドル共和国のホルヘ・グラス副大統領、韓国の姜鎬人（カン・ホイン）国土交通部長官、英シティ・オブ・ロンドンのザ・ロード・マウントエバンス前市長、日本からの訪問団の代表で日華議員懇談会の副会長でもある衛藤征士郎氏、フィリピンのジョセフ・エミリオ・アバヤ運輸通信大臣らと言葉を交わした。そのうちパラグアイ共和国のオラシオ・カルテス大統領は、蔡総統が27日にパナマを離れてパラグアイへ向かうことについて、歓迎と期待の意を伝えた。