外交部(日本の外務省に相当)は6月30日夜、米国による「人身売買報告書」における「人身取引防止で最も優れた成果を上げている国・地域」のリスト(ティア1)に中華民国(台湾)が7年連続で入ったと明らかにした。外交部は、人身取引防止のために台湾が行なっている様々な努力が再び米国に認められたことを示すとしている。
外交部が発表したプレスリリースによると、米国務省は台湾時間の30日に「2016年人身売買報告書(2016 Trafficking-in-Persons Report)」を発表。同報告書では188の国・地域における人身取引防止への取り組みをランク分けしており、中華民国は7年連続で、最も優れている1級レベル、「ティア1(Tier 1)」のリストに入った。人身取引防止に向けた様々な努力が再び認められたことになる。
外交部は米国による評価に感謝すると共に、今後も「台湾と米国による人身取引防止の情報伝播と交換に関する協力覚書」などを基礎に、米国側と協力して人身取引の防止と取り締まりに努めていくと強調した。