行政院農業委員会漁業署（日本の水産庁に相当）の陳添寿署長は4日、「沖ノ鳥」海域での操業ルールに関する議題が、7月下旬に予定されている日本との「台日海洋協力対話」に盛り込まれることを明らかにした上で、「これまでの経験上、一度の会合で解決できる問題ではないが、少なくとも日本側がこれを議題として取り上げようとしていることは良いことだ」と述べた。
行政院農業委員会（日本の農林水産省に相当）の陳吉仲副主任委員(副大臣)と漁業署の陳署長は4日、立法院（国会）経済委員会で答弁に立った。与党・民進党の黄偉哲立法委員（国会議員）、高志鵬立法委員らが、7月末に開催される「台日海洋協力対話」の議題に「沖ノ鳥」問題が入っているかどうかについて質問した。
これに対して陳署長は、今回の会合は台湾と日本の漁業協力について話し合うもので、それには「沖ノ鳥」海域における操業ルールも含まれていると説明した。