台湾北部・桃園市の鄭文燦市長は18日、日本の香川県を訪問し、「桃園市と香川県の交流協定」を締結した。双方の交流強化と、長期にわたる友好関係の確立を目指す。台北駐日経済文化代表処(日本における中華民国大使館に相当)の謝長廷代表(大使)も締結式に出席し、「双方の交流は台日関係の深化につながると信じている」と述べた。
鄭文燦市長は18日、訪問団を率いて日本を訪問。同日午後、香川県の浜田恵造知事と共に、「桃園市と香川県の交流協定」に調印した。これは、双方が文化・芸術、観光、音楽、教育、スポーツ、行政、経済などの各方面で交流を深めることを盛り込んだもの。桃園市と海外都市との交流拡大につなげるのが狙い。
締結式に立ち会った台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は、「自分は今回、初めて瀬戸内海を訪れた。この交流協定の締結により、双方の都市は文化、観光、政治、スポーツなどの各方面で、より緊密な関係を築き上げることになるだろう」と述べた。