外交部（日本の外務省に相当）は28日、「アジア・太平洋国会議員連合」の第80回理事会議などが8月3日にパラオで開幕すると明らかにした。
外交部東アジア太平洋司（局）の常以立司長（局長）が28日午前の定例記者会見で明らかにしたところによると、外交部は、立法院（国会）が代表団を組織してパラオを訪れ、現地で開かれる「アジア・太平洋国会議員連合（Asian-Pacific Parliamentarians’ Union, APPU）」の第80回理事会議、及び第46回年次総会に参加するのをサポートするという。
APPUの前身は1965年11月に日本の岸信介元首相、並びに中華民国（台湾）に友好的な政界要人の賀屋興宜衆議院議員（当時）らが発起して創設された「アジア国会議員連合（Asian Parliamentarians’ Union, APU）」。1980年に台湾北部・台北市内で第16回年次総会を開催した際、太平洋地域の新興諸国の参加を歓迎するため、組織を拡大し、「Asian-Pacific Parliamentarians’ Union（APPU）」と名を改めた。
外交部によると、APPUは中華民国が現在唯一、「中華民国」の国名で正式な会員として参加している国際的な国会議員交流団体。現在21カ国が参加しており、中華民国、日本、フィリピン、タイが創始会員国となっている。立法院はこれまでAPPUの活動に積極的に参与し、アジア太平洋諸国の国会議員らとの交流を広げることで、対外関係の強化に努めている。