2024/04/30

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経済

国研院が実験用マウス輸出で民間企業と協力意向書

2017/01/04
国研院実験動物研究センターの「ブランド」と楽斯科生物科技の「流通ルート」で、高品質実験用マウスの東南アジア各国への輸出強化を目指す。(中央社)
中華民国政府の重要な政策「新南向政策」の一環として、国家実験研究院(国研院)実験動物研究センターは3日、台湾の実験動物の繁殖・飼育を行う楽斯科生物科技公司と協力意向書を交わした。高品質の実験用マウスの東南アジア各国への輸出を強化したい考えだ。「新南向政策」とは東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなどの18ヶ国との各方面の関係を強化する政策。

国研院の王永和院長によると、国研院動物実験センターは1994年から、台湾で実験用マウス供給のネットワークを確立している。

実験動物研究センターでは近年、徐々に運営の方向性を転換しており、遺伝子組み換え技術を利用した数百種もの特殊な実験用マウスの開発に成功した。これは、がん、代謝性疾患、自己免疫疾患、神経変性疾患、自閉症、希少疾患などの分野での生物医学研究の発展を支えている。

国研院実験動物研究センターの「ブランド」と楽斯科生物科技の持つ「流通ルート」を結合すれば、将来、台湾は楽斯科生物科技を通じて、実験動物研究センターが研究、開発した高品質の実験用マウスを東南アジア各国に輸出することが可能になる。

初期段階での高品質の実験用マウス輸出のターゲットは、タイ、インド、マレーシアなどの市場。

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