2024/04/30

Taiwan Today

経済

台湾の自転車とその部品、蘭・英・中国大陸で輸入トップシェア

2017/01/17
昨年1月から9月までにオランダ、イギリス、中国大陸が輸入した自転車及び自転車部品のうち、台湾から輸出されたものが最も多く、台湾製品の強みが示された。写真は台湾における自転車見本市の様子。(中央社)
経済部(日本の経産省に相当)の統計によると、2016年の1月から9月までにオランダ、イギリス、中国大陸が輸入した自転車及び自転車部品のうち、台湾から輸出されたものが最も多く、台湾の自転車及び関連の部品が一定の強みを持つことが示された。
 
財政部関務署(日本の財務省関税局に相当)のデータによれば、台湾の自転車及びその部品の輸出にとってはヨーロッパが最大の市場。2016年の輸出のうち50.5%を占める。次いで北米が23.4%、アジアは17.5%で三番目に多い。
 
製品別の割合は完成車が63.8%、自転車部品が36.2%。完成車の輸出先では米国、オランダ、イギリスが上位3位で、自転車部品の主な市場はドイツ、米国、オランダ。
 
ヨーロッパでは自転車競技や自転車のスポーツが盛んであることから、台湾製の高品質で軽量、高単価の車種及び部品への需要が高く、オランダとイギリスが輸入する完成車と部品の市場で、台湾製品はそれぞれ37.1%と26.1%でいずれもトップシェアを誇っている。
 
中国大陸が輸入する自転車とその部品の割合は部品が77.2%であるのに対し、完成車はわずか22.8%。しかし、経済部は、完成車で台湾製品のシェアは91.5%、部品でも49.8%でいずれもトップだと指摘している。
 
米国が輸入する自転車はレジャーに使用する中低価格帯の完成車が多い。また、日本は単価の低い通勤用自転車が主。このため米国と日本が輸入する自転車に台湾製品が占める割合はそれぞれ27.5%と14%でいずれも2位。中国大陸製の66%と84.2%に続いている。
 
 

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