2024/04/30

Taiwan Today

経済

台湾の国家ブランド指数は34位=GfK調査

2017/01/18
台湾は、ハイテク産業の貢献、誠実でクリーンな政府、ユニークで生彩に富む現代文化、優秀な人材、活気あふれる都市生活や観光スポット、投資環境を兼ね備えていることなどが高評価を受けた。(台北松山機場ウェブサイトより)
世界的に有名なマーケティングリサーチ企業GfKによる「アンホルトGfKローパー(Anholt-GfK Roper)国家ブランド指数」の2016年調査結果が発表され、台湾は34位だった。
 
2016年の同調査は、先進国および開発途上国の20か国、2万人以上に対しインターネット調査を行った。対象となったのは、米国などを含む50か国。
 
同指数は、輸出、統治、文化、人々、観光、移住・投資など6つの分野において調査が行われる。経済部(日本の 経済産業省に相当)国際貿易局(国貿局)によると、台湾は各分野での評価において、特にハイテク産業の貢献が高く評価された。また、誠実でクリーンな政府、ユニークで生彩に富む現代文化、優秀な人材、活気あふれる都市生活や観光スポット、投資環境を兼ね備えていることなどが高評価を受けた。
 
そのうち、ハイテクイノベーション関連の指標では、各指標のうち最も国際的評価が高く、16位だった。
 
また、台湾に対する好感度の最も高い国は、近隣の日本、中国大陸、韓国などだった。
 
同指数を考案した英国のサイモン・アンホルト(Simon Anholt)氏は、国家のイメージは、数十年の歳月をかけて蓄積されたものと説明した。また、台湾については、台湾のイメージはアジア近隣諸国のように鮮明で独特ではないかもしれないが、ここ数年の台湾の国際的なイメージは、ゆっくりなものの確実に向上していると分析した。
 
サイモン・アンホルト氏はさらに、長期的にみた台湾の国際的なイメージについて、大切なのは海外諸国の国民の生活に対する台湾の実質的で具体的な貢献だとした。
 
同調査は、18歳以上を対象にインターネット上で行われた。
 
国家ブランド指数は、2005年にサイモン・アンホルト氏が考案した。2008年から米国の著名なマーケティングリサーチ企業、GfKのパブリックアフェアーズ&コンサルティングと協同で「アンホルトGfKローパー国家ブランド指数」調査を行っている。

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