2024/05/01

Taiwan Today

経済

チャイナエアラインの貨物輸送サービス、航空貨物業者の金賞を受賞

2017/04/17
チャイナエアライン(中華航空)の貨物輸送サービスが「Air Cargo World」誌による「2017年世界貨物輸送卓越サービス賞(AIR CARGO EXCELLENCE)」の第3位に選ばれた。写真は同社の貨物機。(チャイナエアライン提供、中央社)
台湾の大手航空会社、チャイナエアライン(中華航空)の貨物輸送サービスが貨物輸送の分野で国際的な権威を持つ雑誌、「Air Cargo World(エアカーゴ・ワールド)」による「2017年世界貨物輸送卓越サービス賞(AIR CARGO EXCELLENCE AWARDS)」の第3位に選ばれた。
 
「Air Cargo World」誌は2005年に同賞を初めて発表しており、今年は13回目。国際的な航空貨物輸送会社を、各社のカスタマーサービス、貨物輸送の全体的な状況、価値、情報技術の4項目の指標に基づいて評定した。チャイナエアラインは2017年における輸送量が100万トン以上の航空貨物輸送業者として金賞に選ばれた。過去数年は、第1位のダイヤモンド賞と第2位のプラチナ賞を受けている。
 
国際航空運送協会(IATA)が発表した最新の統計資料によると、2015年の国際貨物輸送量でチャイナエアラインは世界7位。約130万トンの貨物の輸送を請け負った。また、同社は貴重な古美術品や精密機器など、特殊貨物の輸送でも経験豊富。バチカンの貴重な宝物や日本の大阪市立東洋陶磁美術館、九州国立博物館の収蔵品、中国大陸・西安の秦始皇帝陵博物院の兵馬俑などの輸送実績を持つ。また、シルク・ドゥ・ソレイユ、コールドプレイ、マドンナなど国際的な芸術団体やバンド、歌手が使用する舞台装置や器材も運んでいる。
 
チャイナエアラインは現在、旅客機と貨物機を合計97機所有。そのうち21機はボーイング747-400Fの貨物機で、世界で93カ所の空港に乗り入れている。貨物機は毎週88便を運航。
 
また、同社はインドにおける新興市場とアジアでの貨物発送需要の成長というビジネスチャンス獲得に積極的で、昨年は台北-デリー(インド)-ルクセンブルグ-台北という貨物路線を開設、今年はさらに毎週1便増やすことを計画している他、3月からは台北-シンガポール-ペナン(マレーシア)-台北路線で貨物便を増やしている。

 

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