2024/05/03

Taiwan Today

経済

パリでの発明コンクールで台湾は金賞11個、14歳2人が表彰受ける

2017/05/08
フランスのパリで行われた発明コンクール、「Concours Lépine」で、台湾の代表団が金賞11個、銀賞23個、銅賞40個を獲得した。14歳の中学生2人は特別に表彰された。右端から郭宇新くんと張鈞翔くん。(中央社)
台湾の発明家たちが代表団を組織し、フランスのパリで行われた発明コンクール、「Concours Lépine」に参加した。代表団は45人、出展作品は77点で、地元のフランスに次ぐ規模だった。「Concours Lépine」の授賞式典は現地時間6日夜に行われ、台湾は金賞11個、銀賞23個、銅賞40個を獲得。また、高志宏さんの「Just it 歓楽碗」が特別賞を受けた。
 
今回の発明コンクールは台湾の中学2年生、14歳の郭宇新くんと張鈞翔くんの2人を特別に表彰。2人はいずれも台湾北部・桃園市の市立会稽国民中学(中学校)の生徒で、「愛科学創意館」の創設者、官賢相氏が指導した。
 
張鈞翔くんは「居眠り警報器」で金賞を受賞。頭に装着しておけば、頭が一定の角度に傾くと警告サインが出る。当初はブザーでの警報を計画していたが、授業中に警報が鳴った場合、自分が居眠りしていたことを宣言するのに等しいことから、警告サインは振動に改めた。発明のきっかけについて張くんは、「飲酒運転や居眠り運転による交通事故のニュースをテレビでよく見るから」と話す。思いついてから完成までに3ケ月を費やしており、フランスではライセンス契約に興味を示す企業もあったということ。
 
郭宇新くんの「『洪水』警報ベル」は銅賞を受賞。郭くんの家の洗濯機は屋上に置かれている。以前、水道管が破裂して下の3階が水浸しになったことからアイデアが生まれた。シンプルな家庭型警報機で、「浸水」の可能性がある場所ならどこにでも取り付けられ、水面が一定の高さに達したならば警報を発して知らせてくれるという。
 
 

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