2024/04/28

Taiwan Today

経済

月ベースの輸出が9カ月連続で前年比プラス、年末まで好調の見通し

2017/07/10
月ベースの輸出が6月で9カ月連続前年比プラスに。6月は258億3,000万米ドルで前年同月比13%増。経済部国際貿易局は前年比プラスは年内続くとの見通しを示した。(中央社)
月ベースの輸出が6月で9カ月連続前年比プラスに。6月は258億3,000万米ドルで前年同月比13%増だった。経済部(日本の経産省に相当)国際貿易局は、今年上半期の輸出が安定した動きを見せたことは年間での成長に向けた基礎を築いたと評価。下半期についても同局の徐大衛副局長は楽観的な態度で、月ベースでの輸出の前年比プラスは年内続くとの見通しを示した。
 
今年は光学機器の輸出が好調で、主要項目である液晶デバイスの輸出は今年1月から5月までで前年同期比68.8%の大幅な増加に。特に中国大陸、日本、「新南向政策」のターゲットである18カ国のうちシンガポール、タイ、ニュージーランドなどに向けた輸出はいずれも二桁以上の増加となった。国際貿易局の徐副局長は、「比較的高価な大型の液晶パネルが好調だったことが主な原因」と説明している。
 
光学機器以外でも、電子部品、情報通信及びAV機器、機械、プラスチック・ゴム及びその製品、輸送機器など台湾の主な輸出製品が6月はいずれも前年比で二桁の成長を見せた。そのうち電子部品の成長率が最大で、19.5%のプラスだった。
 
世界景気の回復に伴い、各国の活発な輸出が続くと期待できる一方、半導体製造設備の輸入はピークを過ぎた形跡が見られる他、国際原材料価格の多くが下落の趨勢を見せていることが、台湾の輸出に影響する可能性があるということ。
 
 

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