2024/05/02

Taiwan Today

経済

衛福部の「ソーシャルディスタンス・アプリ」で感染リスク伴う接触の有無を確認

2021/04/20
衛生福利部疾病管制署と台湾人工智慧実験室が、新型コロナウイルスの感染対策の一環で人流や接触及び感染リスクの抑制に用いる政府公式アプリ「台湾社交距離App」を共同開発した。写真はアップルストアのスクリーンショット。(自由時報より)
衛生福利部(衛福部)疾病管制署(台湾CDC)と台湾人工智慧実験室が人流や接触及び感染リスクの抑制に用いる政府公式アプリ「台湾社交距離App」(台湾ソーシャルディスタンス・アプリ)を共同開発し、さきごろ正式に運営を開始した。iOSとAndroidのいずれのOSにも対応する。
 
このアプリは主にアップルとグーグルが昨年4月に共同開発した新型コロナウイルスの追跡技術を通じて作り出したもので、プライバシー保護が強調されているほか、位置情報によって利用者間の遠近を記録するのではなく、近接通信機能のブルートゥースを用いていることが特徴。
 
このアプリの利用者が新型コロナウイルスに感染していることが確認された場合、同アプリをインストールしている他の携帯電話に通知が送られ、その携帯電話の持ち主に感染リスクを伴う接触の有無を知らせる。これはその持ち主が旅行や通勤、ショッピングなどその後の行動を決める際の参考となる。
 
アップルとグーグルが協力して開発した技術だという「保証」に加えて、関連のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)が開発者に開放されたことから同技術はすでにドイツや日本など約37カ国で使用されている。同アプリではまた、28日経過するとそれまでのデータが自動的に削除されるほか、外部での「情報センター化」を行わないことが強調されている。データは持ち主の端末にのみ残り、クラウドに集められることはない。
 
 

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