2024/05/06

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経済

台湾船舶の管理が奏功、東京MOU「ホワイトリスト」の順位上がる

2021/05/04
アジア・太平洋地域のポートステートコントロール(PSC、寄港国検査)当局で構成する東京MOUは4月30日、2020年度のポートステートコントロール実施結果に関する旗国格付けを発表した。その結果、台湾は4年連続で「ホワイトリスト」入り。また、「ホワイトリスト」入りした40カ国中の順位を13位に大きく上げた。(交通部サイトより)

アジア・太平洋地域のポートステートコントロール(PSC、寄港国検査)当局で構成する東京MOUは4月30日、2020年度のポートステートコントロール実施結果に関する「旗国格付け」を発表した。台湾は交通部航港局、財団法人中国験船中心(CR Classification Society)、それに台湾船舶を運行する業者などが一丸となった結果、4年連続で「ホワイトリスト」することが出来た。そればかりか、今年「ホワイトリスト」入りした40カ国のうち、昨年の19位から、13位に順位を大きく上げた。同時に、認定機関別評価においても、台湾の財団法人中国験船中心が依然としてパフォーマンスレベル「High(高い)」と評価(11位)された。これは国際船級協会連合(IACS)の3つの会員を上回る成績だった。

 

交通部航港局によると、政府は台湾船舶の世界の海域における航行の安全や環境保護問題などに関心を寄せており、台湾船舶のポートステートコントロールの強化を継続している。定期的な指導、高リスク船舶やISMパフォーマンスが「低い」あるいは「非常に低い」管理会社に対する調査など、毎年のように財団法人中国験船中心や船舶運行業者などと一緒に台湾船籍に対する厳しい検査を実施している。各方面の協力の結果、台湾は東京MOUの会員国ではないにもかかわらず、東京MOUの「ホワイトリスト」入りを継続し、台湾船舶の競争力を高めている。

 

交通部航港局は今後も台湾船舶に対する検査システムを逐次見直し、良好な海運経営環境のサービス提供者として台湾船舶の航行の安全を強化し、台湾の海運競争力を向上させたいとしている。

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