2024/05/05

Taiwan Today

経済

台湾の工業団地に新たに4社入居、総投資額は77億元近く

2021/08/03
経済部(日本の経産省に相当)加工出口区管理処はこのほど、昇陽国際半導体股份有限公司、台湾海博特股份有限公司など4つの企業からの投資申請を許可した。総投資額は77億台湾元(約301億日本円)近く。写真は洗浄前のウエハ。(昇陽国際半導体股份有限公司提供、経済部サイトより)
経済部(日本の経産省に相当)加工出口区管理処はこのほど、昇陽国際半導体股份有限公司、台湾海博特股份有限公司など4つの企業からの投資申請を許可した。総投資額は77億台湾元(約301億日本円)近く。そのうち昇陽国際半導体股份有限公司の投資額は72億台湾元(約281億日本円)を占める。台中港科技産業園区に、世界初となる自動・スマート化されたウエハ再生工場を建設する。
 
昇陽国際半導体股份有限公司は主に、設備の確認やテスト用のウエハを再生するサービスを専門に行っている。ウエハの再生サービスでは台湾最大、最先端技術を持つサプライヤーだ。化学機械研磨や高水準の洗浄技術などを利用して、使用済みのテストウエハを再使用可能な製品に仕上げてクライアントに返却する。こうした再生ウエハは集積回路の製造過程で使用することができるため、半導体メーカーにとっては新たなテストウエハを購入するコストを大幅に抑えることができる。
 
台湾海博特股份有限公司は主にスマート農業や空気清浄機の製造・販売に従事している。自社ブランド「Hipoint」の製品、例えば植物表現型解析システム、スマート農業モニタリングシステム、植物栽培箱などを海外に輸出している。同社は現在、AI画像認識を利用した新商品の開発にも力を入れており、科学研究設備とスマート化したモニタリング設備を組み合わせることで、農業テクノロジーの転換による新たな商機を創出したいと考えている。
 

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