米国のビジネス環境リスク評価会社「BERI(Business Environment Risk Intelligence)の、2013年1回目(4月)の最新「投資環境リスク評価報告」によると、中華民国(台湾)の投資環境評定(Profit Opportunity Recommendation、POR)は73ポイントで世界3位だった。評価は1ポイント、順位は1ランク、それぞれ上昇した。評定対象の世界主要50カ国のうち、1位のシンガポール、2位のスイスに次ぐ高い評価で、アジアでは2位だった。投資家への提言は「引き続き投資計画を続行」だった。
BERIの「投資環境リスク評価報告」は、評価基準が「経営リスク」、「政治リスク」、「為替リスク」の3大指標から構成される。「為替リスク」は、世界でオランダに次いで2番目に低く(前回は4番目の低さ)、アジアでは最もリスクの低い国と評価された。
企業にとっての「経営リスク」の低さは、1位のシンガポールに次いで前年と同じ世界2位だった。「政治リスク」の低さは、前回から1ランク前進して世界7位、世界的にも政治リスクの低い国との評価を受けた。アジアでは2位。
2014年の見通しについてBERIは、台湾が73ポイント、世界3位を維持すると予測。2018年には評定を75ポイントに上げ、順位は世界3位との見通しを示した。