2013年APEC（アジア太平洋経済協力）デジタル・オポチュニティー・センター（APEC Digital Opportunity Center：ADOC）交流会議（ADOC Workshop 2013）が15日と16日に台北市内で開催され、アメリカ、日本、オーストラリア、ペルー、マレーシアなどAPECの13会員体の代表及び国内外のデジタルデバイド問題専門家が一堂に会した。会場では、台湾の「ICT（情報通信技術）によるデジタルデバイド縮小」での具体的成果も展示、紹介された。
今回の会議では各会員体それぞれのデジタルデバイド縮小に向けての政策と計画の共有が焦点。また、各会員体国内及びAPECの地域間でのデジタルデバイド縮小に向けての方策を深く検討し、政府と産業界の協力による、デジタルコミュニティーの持続可能な成長と運営への道を探っている。
APECデジタル・オポチュニティー・センター計画は台湾が2003年のAPEC首脳会議（タイ・バンコク）で提案した。台湾の持つ情報通信産業での優位性及び社会電子化の経験を用いて、アジア太平洋地域におけるデジタルデバイドの改善に協力しようというもの。