2024/05/06

Taiwan Today

経済

「台湾ブロードバンド調査」、無線ネット利用者1000万人超に

2013/09/27
台湾における無線インターネット使用者は1000万人を超えた。(中央社ニュースサイトより)

財団法人台湾網路資訊中心(Taiwan Network Information Center:TWNIC)は26日、2013年の「台湾ブロードバンドネットワーク使用調査」の結果を発表した。それによると、台湾の12歳以上の人のうち、インターネットを利用した事のある人の割合は今年上半期に79.18%に達し、人数は1645万人となった。12歳以上で、ブロードバンドネットワークを使用したことのある人の割合は77.44%。人数は1609万人に。また、12歳以上で過去半年間に無線インターネット(移動体インターネット含む)を利用したことのある人は昨年の736万人から1107万人に増加。前年比で17.59ポイント増えた。

今年の調査では、45歳から55歳の人でインターネットを使ったことのある人は80.88%に達し、前年同期比で10.09ポイント増えた。55歳以上の年齢層でも利用経験のある人の割合は明らかに成長、2003年の7.99%から今年は38.52%に拡大している。

台湾全土でのインターネット利用可能世帯数は694万世帯で全体の84.81%に。ブロードバンドを使用する世帯数は688万世帯で全体の84.04%に達した。過去半年間に移動体インターネットを使った12歳以上の人は854万人で、去年に比べて約319万人増加。12歳以上の人全体の41.13%となり、前年同期比で15.22ポイント上昇。台湾における移動体インターネット利用が急速に広がっていること、並びに移動体インターネットがすでにインターネット利用の主な方式の一つとなっていることが示された。

デスクトップ型パソコンでのインターネット使用は3年連続で減少傾向にある。インターネット使用の回数を相対的に分けた場合、携帯電話でのインターネット使用は昨年の32.25回から今年は54.11回に。タブレット端末は昨年の11.84回から26.34回に増えている。

この調査では、12歳以上でインターネットを使ったことのある人のうち73.78%が、インターネットを使用する際、「個人データ/重要なデータの流出」を最も心配していると回答。また、インターネット利用者のうち68.8%が、「ウェブサイトが個人データの入力を要求したため、そのサービスを受けることをあきらめた」経験があることがわかった。インターネットの安全性に対する人々の意識をさらに分析した結果、12歳以上でインターネットを利用したことがあり、安全性を心配したとする回答者のうち、防護措置をとるとした人は94.22%に達した。しかし、「パスワードの定期的な更新」、「個人データの定期的なバックアップ」を行う人の割合は比較的少なかった。

今年の調査は4月3日から5月21日まで電話で実施。全国の直轄5市、17県・市の家庭での満12歳以上を調査対象に、個人及び家庭でのインターネット使用について調査を行った。CATIシステムの電話アンケートを採用、有効サンプル数3166件、95%の信頼度でサンプル誤差は±0.014。

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