格付け機関のフィッチ・レーティングスは13日、台湾の中国輸出入銀行の信用格付けについて、長期発行体デフォルト格付を「Aプラス」、短期発行体デフォルト格付を「F1」とした。自国通貨建てでは、長期発行体デフォルト格付けを「AAA（twn）」、短期発行体デフォルト格付を「F1プラス（twn）」とした。サポート格付は最高の「1」ランク、アウトルックは「安定的」とした。この評価は台湾の銀行が受けた中で最高の結果。
中国輸出入銀行は2011年に初めて国際的な格付け機関の格付けを受けた。今年、フィッチ・レーティングは同銀行の長期・短期発行体デフォルト格付を据え置き、台湾のソブリン格付けと同等としたことを確認。フィッチは、同銀行は政府の政策に特化した国有銀行であり、政府の政策に合わせて輸出入を促進、および国家の貿易・経済の発展を支援するという任務があると指摘、政府が同銀行に安定的な運営の資金源を配分し、輸出企業が信用リスクを避けつつ輸出保険の準備ができるよう保障していると指摘した。