2024/05/04

Taiwan Today

経済

ICT産業で産官学協力へ、政府が今後2~3年に10億元投入

2014/02/13
行政院国家科学委員会は、情報通信技術(ICT)産業のさらなる発展に向け、インキュベーター「小蘋果育苗公司」を設立する。(中央社)

行政院(内閣)国家科学委員会は、情報通信技術(ICT)産業のさらなる発展に向け、台湾積体電路製造(TSMC)や聯発科技(メディアテック)、潤泰集団(RUENTEX GROUP)、中華電信といった業界をリードする企業を動員し、工業技術研究院(ITRI)および学術界と協力するよう要請すると同時に、米シリコンバレーの台湾系有力ハイテク企業のUターンを促し、インキュベーター「小蘋果育苗公司(会社)」を設立する。向こう2~3年間に10億台湾元(約33億7,530万日本円)を投じ、ICT関連のモジュールやインターフェースを組み合わせた製品の開発を目指し、システムインテグレーションプラットフォームとテストの場を提供し、製品のプロトタイプ作成の支援や、受託製造業者の紹介などを行う。

「小蘋果(リトル・アップル)」とは、現在よく知られている、スマートフォンのi-Phoneやタブレット端末のi-Pad、グーグル・グラスといった多機能で複雑なモバイルデバイス、いわゆる「大蘋果(ビッグ・アップル)」と違い、ヘルスケアや物流管理、スマート車載機器といった、消費ニーズに応じて特定の目的と機能に特化したモバイルデバイスを指す。

「小蘋果育苗公司」は、システムインテグレーション、ソフトウェア開発、プロトタイプ作成、モバイルコンピューティングテストサービスなどを通じ、さまざまなモバイルデバイス製品「小蘋果」の商品化の促進を目指す。

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