台湾南部の高雄国際航空站(高雄国際空港)はこのほど初めて、国際空港評議会(ACI)の空港カーボン認証制度(ACA)を申請、レベル2として認定された。
ACIは2009年からACA制度を打ち出し、会員となっている空港の省エネルギーと二酸化炭素排出量(CO2)削減を奨励している。この認証制度では、CO2排出量の削減の程度に応じて、レベル1の「数値化(MAPPING)」、レベル2の「削減(REDUCTION)」、レベル3の「最適化(OPTIMIZATION)」、レベル3プラスの「カーボン・ニュートラル(NEWTRALTY)」の4段階に分けた認定を行っている。これまで世界の99空港が認証を受け、多くが欧州地域に集中している。一方、アジア太平洋地域では16空港が認定を受け、レベル3以上と認定されているのは香港など5空港となっている。
なお、北部の桃園国際空港は今年度、サービスの質を評価するACIのエクセレント・エアポート(Director General’s Roll of Excellence)に選ばれている。