高齢者によく見られる加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)は、患者の低年齢化が進んでいる。台湾南部、台南市の高雄栄民総医院(高雄栄総)台南分院は他に先駆け、台南地域でこの疾患に対し効果持続性の長い次世代の新生血管抑制剤を使用したところ、良好な効果が得られているという。
加齢黄斑変性の治療にはこれまで、レーザー光凝固術と光線力学療法が用いられることが多かった。ただ、こういった治療法には網膜組織も破壊されるという副作用がある。
次世代の新生血管抑制剤は、効能が強く持続性があり、投与回数を減らすことができるため、患者にこの薬剤を注射する際の眼内感染や合併症のリスクを抑えることができる。