2024/04/30

Taiwan Today

経済

台湾が米国とAPECフォーラム共催、起業支援で協力

2015/06/10
中華民国は米国商務部「APECアクセラレータ(起業支援組織)・ネットワーク(AAN)-初期投資フォーラム」を共催、100人以上が参加した。(中華民国経済部ニュースサイトより)

経済部(日本の経産省に相当)中小企業処の葉雲龍処長率いる訪問団は、8日から11日まで米国・アトランタで開催されている「アジア太平洋経済協力(APEC)中小企業作業部会の会合」に出席した。会期中の8日には、中華民国(台湾)と米国商務部が共同で「APECアクセラレータ(起業支援組織)・ネットワーク(AAN)-初期投資フォーラム」を開催した。APECの会員である21の経済体から政府高官、多国籍企業、国際的ベンチャー企業、アクセラレータ代表、イノベーショングループなど100人以上が参加した。

イノベーション企業とベンチャー企業がAPECイノベーション資源との連結を通じてその成長スピードを速めるよう図るため台湾が発足させたAANには既に15の会員組織、49のアクセラレータ及び育成センターが参加している。そのほか、台湾が米インテル、独シーメンスといった世界企業と共同で開催した「APEC起業チャレンジ」は、過去2年間で、21のAPEC会員組織から60組の起業グループ、企業及びベンチャーキャピタルの代表など延べ800人を超える参加者が集まった。今年度に開催するAPEC起業チャレンジは規模を更に拡大し、海外でも一連のイベントを開催する。今回台湾が米国と共催した初期投資フォーラムは、海外での前哨戦第1回戦となった。

同フォーラムは、「デジタル経済の(新たな)契機と挑戦」、「起業を支援するための初期投資取得」、「起業ソーシャル・ネットワーキング・サービスの統合」の3つの大きなテーマを軸に行われた。米国中小企業署(SBA)に、シンガポール標新局(SPRING)、フィリピン、チリなどの政府代表者、インテル、コカ・コーラなど大規模な多国籍企業、グローバルイノベーションフォーラム(GIF)、アジア太平洋金融フォーラム(APFF)などの業界専門家を招いて、経済のグローバル化の潮流の中、ベンチャー企業が成長を遂げるのに必要な新たな思考法、および貴重な経験を分かち合ってもらう。

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