2024/05/04

Taiwan Today

経済

経済部の訪米団が成果、産業提携で新計画

2015/07/24
インテリジェントロボットの需要は大きく、台湾は同産業の発展に向けて米国の有力企業との提携に積極的。写真は最近行なわれた、ロボットと自動化に関する見本市を視察する呉敦義副総統(中央)。(中央社)
経済部(日本の経産省に相当)工業局による「台米産業協力・ビジネスチャンス訪問団」が訪米での成果を上げている。財団法人工業技術研究院、並びに財団法人プラスチック産業発展センターと経済部精密機械工業発展推進チームはそれぞれ、米国のUL(Underwriters Laboratories)、Energid Technologiesと協力覚書(MOU)を交わし、3Dプリンター技術の開発、人材育成、インダストリー4.0での産業提携などで、力を合わせてビジネスチャンスを生み出していくことにした。 今回、Energid社とMOUを交わした主な意義は、台湾でインダストリー4.0技術の開発に意欲的な企業に対し、Energid社が技術提携の方式で、キーテクノロジーの面で協力すること。台湾企業がインテリジェントロボットのシステムインテグレイト能力を高めるのを助けるという。 Energid社は、台湾の3C(コンピュータ、コミュニケーション、コンシューマーエレクトロニクス)製造業が台湾海峡両岸に設けているサプライチェーンは極めて綿密で、自動化への需要が大きいと指摘。同社はインテリジェントロボットをハイレベルで制御するソフトウェアで高い競争力を持っており、今後、台湾企業との密接な協力関係をアジア進出の拠点と位置づけ、アジアでのマーケットシェア拡大を目指す。 今回のMOU調印は、高付加価値産業における台湾と米国の提携に新たな局面を切り開くばかりでなく、台湾のインテリジェントロボット及び3Dプリンター産業のビジネスチャンスも拡大する。固いパートナーシップでアジア太平洋地域及び世界の市場に乗り出し、台湾と米国の産業提携の新たな機会を生み出すものと期待される。

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