2024/04/28

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経済

PC業界「Q3見通しは厳しい」=クアンタ・林董事長

2015/08/13
ノートPC受託生産大手、クアンタ・コンピュータの林百里董事長は12日、今年第3四半期の景気は低迷し業界見通しは厳しいと表明した。(中央社)

ノートパソコン受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)の林百里董事長は11日、今年第3四半期の景気は低迷し見通しは厳しいが、同社はなすべきことをしっかりこなし、チャンスを狙うと表明した。林董事長はまた、新たなビジネスモデルの到来を強調し、よい技術と設備は市場に受け入れられるとは限らないと述べた。さらに、景気の低迷は包括的な環境によって形成されたものであり、引き続き研究開発(R&D)の実力を強化し、積極的に事業展開していくことではじめてライバルに先んじることができる述べた。

林董事長は、産業には常に栄枯盛衰があり、長期的な視点でみれば、同社の体質は健全で、市場のトレンドや動向はすべて把握していると述べた。また、米アップル社や米グーグル社のように一つの製品が大ヒットする状況を再現するのは難しいとした。来年の景気に関し、総合的には個々の製品の刷新と市場の反応を観察する必要があると述べた。

同社はアップル社のスマートウォッチ、アップルウォッチを1社独占で受託生産しているが、市場での売れ行きは当初好調だったものの、その後落ちてきている。一方、林董事長は、ウェアラブルデバイスは利用できる範囲が極めて広く、依然として爆発力を発揮するチャンスを備えていると述べた。また、各国の輸出の低迷の原因は、ユーロ地域やブリックス(BRICs)と呼ばれる新興5カ国の通貨安を含め多岐にわたっているとの分析を示した。

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