2024/05/07

Taiwan Today

経済

半導体・「緑能」での提携強化期待=新オランダ駐台代表

2015/09/03
洋上風力発電など、グリーンエネルギー技術で台湾とオランダは協力できる可能性が大きい。(台北市サイトより)

オランダはグローバル化で、「小さいながらも大きな利益を上げる(以小搏大)」最も典型的なケースであり、台湾への最大の投資国でもある。フィリップスのTSMC(台湾積体電路製造)への投資や、世界最大の半導体製造装置メーカーのASMLが台湾にイノベーション研究開発センターを設けていることなどから、台湾とオランダがビジネス面で提携していく余地が大きいことがうかがえる。

新たに着任したオランダの台湾駐在代表、Guy Wittich氏は、中華民国(台湾)とオランダはいずれも面積が小さく、人口とイノベーションが密集している国で高い相互補完性を有するとし、向こう4年の任期中、両国の企業が協力し、共同で欧州と中国大陸の市場に進出していけるよう期待した。

Guy Wittich氏は、台湾は現在産業の変革に直面しており、両国の企業は多くの分野で提携が可能だとした上で、まず環境保護と「緑能(グリーンエネルギー)」産業の面で、オランダは洋上風力発電の他、排水回収と水資源の保全でも世界をリードしており、台湾と協力する上で大きな可能性があるとの見方を示した。

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