2024/04/29

Taiwan Today

経済

中華民国がAPECへの支持表す70万ドル寄付

2015/09/07
中華民国(台湾)はフィリピンでAPEC第3回高級実務者会合が開催されている中、70万ドルを寄付する内容で了解覚書をAPEC事務局と交わした。写真は2日行われた国境の安全をめぐる会合で。(内政部移民署提供、中央社)

中華民国(台湾)はフィリピンのセブで開かれているアジア太平洋経済協力(APEC)第3回高級実務者会合(SOM3)の会期中の6日、70万ドルを寄付する内容の「APEC支援基金(ASF)およびAPECポリシーサポートユニットへの寄付に関する了解覚書」をAPEC事務局と交わした。具体的な行動でAPECイニシアチブに対する中華民国の支持を表明した。

APEC事務局は同日、中華民国が積極的にAPECに参与するとともに、APECの目標に合わせて行われる、食料安全保障からエネルギー、中小企業、起業までのさまざまな分野に及ぶ各種イベントの推進に取り組んでいることに謝意を表明するニュースリリースを出した。また、APEC会員国の自然災害に対応するための強度改善の取り組みへの支援や、災害後の企業経営持続のバックアップに対する中華民国の貢献を高く評価した。

APEC支援基金は、2004年のAPEC閣僚会議(AMM)で設立が決議された。経済や技術協力といった分野におけるAPEC会員国の実力構築のための各種取り組みを支援することを目指したもの。今回、中華民国が寄付した金額の一部は、2006年に中華民国が設立を提言した「APEC支援基金を原資とする人間の安全保障基金」の資金源に充てられる。

ランキング

新着