台北~高雄間を結ぶ「台湾新幹線」こと、台湾高速鉄道(台湾高鉄)は12月1日に、「苗栗」、「彰化」、「雲林」の3駅が開業する予定だ。台湾高鉄の計画では、3駅が開業後、直達車(直行列車、途中通過する駅がある)、千鳥式停車(列車によって停車駅が異なる)、各駅停車など、列車種別が7種類となり、新駅に停車する列車は少なくとも1時間に1本は運行される。全区間の所要時間は、直達車が従来通り96分、各駅停車は138分となる。
台湾高鉄の計画によると、3駅が開業後は、毎週の運行数が954本から964本に増える。そのうち苗栗駅に停車する列車は各駅停車のみで、台北駅からの所要時間は49分。彰化駅と雲林駅は各駅停車のほか千鳥式停車の列車も停車、台北駅からの所要時間は彰化駅が80分(各駅停車)、60分(千鳥式停車)、雲林駅が92分(各駅停車)、72分(千鳥式停車)となっている。
台湾高鉄の鄭光遠執行長は、直達車の途中停車駅は従来通り板橋と台中で、このほか新たに3駅が開業後は、始発電車が現在の6時24分から6時18分に早まると説明した。