2024/04/29

Taiwan Today

経済

APECの女性と経済フォーラムで台湾が初めてセミナー共催

2015/09/16
中華民国(台湾)は、フィリピンで開催中の「APEC女性と経済フォーラム」で、ICTをテーマにしたセミナーを初めて共催した。写真は昨年のAPECのWEFの様子。(行政院性別平等会サイトより)

行政院(内閣)の馮燕政務委員(無任所大臣)は15日、行政院性別平等会の委員および女性問題に取り組む官民の代表16人、研究者3人とともに、フィリピンのマニラを訪問、アジア太平洋協力(APEC)の2015年「APEC女性と経済フォーラム(WEF)」に出席している。また、フィリピンの貿易産業省と共同で「情報通信技術(ICT)による女性育成で包括的な成長を(Seminar of Empowering Women through ICT for Inclusive Growth)」と題したセミナーを開催した。これはWEFが始まって以来初めて、中華民国(台湾)のイニシアチブと主催によって行われたセミナーであり、中華民国政府が参加する重要な国際会議として、経済活動における女性のエンパワーメントの推進をめぐる画期的な成果となった。

WEFは2012年から、イノベーションとテクノロジーを、経済活動における女性のエンパワーメントを後押しすることのできる重要な手段とみなしている。行政院は、女性の起業は経済発展に前向きな影響をもたらすことと、発展した台湾のIT産業の強みを考慮し、中華民国代表団の団長を務める馮政務委員から、台湾が今後女性の起業を促すオンライン学習システムの発展とAPEC域内協力推進に全力を上げるとの決意を示す。また、各国の代表に対し、ともに女性の企業経営ネットワーク開拓の列に加わり、女性起業のためのオンライン学習リソースのプラットフォームを共同で構築し、アジア太平洋地域の女性経済の活力源を生み出そうと呼び掛ける。

2015年のWEFは15日から18日まで、フィリピンのマニラ国際会議場で開かれ、米国、オーストラリア、日本、ロシアなど21エコノミーが出席している。

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