アジア・太平洋地区の創業・イノベーション発展促進のため、中華民国（台湾）政府はフィリピン貿易産業省と共同で、アジア太平洋経済協力（APEC）中小企業大臣会合開催中の21日に、「APECアクセラレータ・ネットワーク（AAN）－早期投資フォーラム」を開催した。各エコノミーの関係者、企業の代表、海外のベンチャー企業、起業支援組織やイノベーショングループなどを呼び込み、大きな盛り上がりをみせた。さらに、10月19日から20日にかけて台湾北部・台北市で開催される「2015年APECグローバル起業チャレンジコンペティション」のアピールにもなり、国際社会の注目を集めた。
今回のフォーラムでは、「デジタル経済の契機と挑戦」、「ベンチャー企業への投資の早期獲得支援」、「起業家コミュニティーの統合」の3つのテーマを主軸として、特別講演2回、対話形式による座談会2回を開催した。フィリピン政府の代表者、APECビジネス諮問委員会（ABAC）、アジア・ビジネス・インキュベーション協会（AABI）、米オープンコンピュートアライアンス、米インテル、台湾のAANメンバー、米Plug & Playなどアクセラレーターの代表者を招き、経済貿易市場のグローバル化の影響の下、ベンチャー企業が直面する可能性のある機会や挑戦について検討する。
このほか、会期中には、台湾から優秀なAANグループ、ならびに、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムなど10組の優秀で潜在力のあるグループを選出、その事業内容をプレゼンテーションしてもらい、国内外の専門家を審査員として招く。素晴らしい展示や講評を通して、起業家たちが国際社会に羽ばたくのを助け、国際社会とリンクするチャンスを増やしたい考えだ。