初開催の金属技術の見本市、台湾国際金属科技展（iMT台湾）が台湾南部、高雄市の高雄展示場で盛大に行われている。台湾の金属産業の拠点として整ったサプライチェーンを備える高雄にとり、また開幕から2年足らずの高雄展示場で地元の特色を押し出す見本市が開催されることは、極めて重要な意義があると考えられる。3日間の会期中、「インダストリー4.0産業シンポジウム」、「2015金属技術国際フォーラム」なども催されている。
この見本市には150社が出展、内外から引き合いや商談に訪れる専門バイヤーは約8,000人と見込まれる。高雄市経済発展局の曽文生局長は、金属製造業は高雄の経済発展をけん引する主力産業で、市では積極的に産業のモデルチェンジと高度化を促進していると指摘。計画中の工業団地、和発産業園区では金属製品や機械設備、電子・光学製品など6大産業の企業入居を誘致し、生産額400億台湾元（約1,485億日本円）、就業機会1万件の創出を見込む。