2024/05/05

Taiwan Today

経済

経済部が航空関連メーカー後押し、国際サプライチェーン入り

2016/02/22
経済部は20日、同部支援のもと、台湾南部の航空関連メーカーが航空用エンジン基幹部品の国際的なサプライヤーに育っていると表明した。(経済部ニュースリリースより)

経済部(日本の経済産業省に相当)は20日、同部の指導と支援のもと、台湾南部の航空関連メーカーが国際的な省エネ航空用エンジンの基幹製品のサプライヤーに育ち、同地区で航空用エンジン部品の研究・製造集積地が形成されていると表明した。

同部工業局は、同部の指導と支援のもと、台湾の航空関連メーカーが長年にわたり培ってきた国際協力のノウハウや能力により、ボーイング社やエアバス社といった国際民間航空機メーカー、GEやプラット・アンド・ホイットニー、ロールスロイスなどの発動機メーカーの国際サプライチェーン入りを果たし、台湾南部に航空用エンジンの部品に関する研究・製造集積地を整備、また次世代の航空機や航空用エンジンの基幹部品を手掛ける中長期的なサプライヤーとなることに成功したと指摘した。

同局によれば、漢翔航空工業(AIDC)、長亨精密(CHPC)、晟田科技といった台湾メーカーは、CFMインターナショナルの中型CFM56シリーズエンジンの部品のサプライヤーとなっているが、その優れた技術の質と納品面での実力により、現時点で次世代の省エネタイプの中大型機種への供給が決まり、2018年以降相次いで量産に入る予定だと説明した。

将来的には産業高度化創新プラットフォーム指導計画や、工業協力計画といった政府のリソースを運用し、国内メーカーの基幹技術の開発から、国際認証の取得と量産まで支援していく方針だと同局は表明した。

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