2024/04/29

Taiwan Today

経済

シンガポールの輸入電子製品、台湾が6年連続トップ

2016/04/26
経済部(日本の経済産業省に相当)は25日、シンガポールの輸入電子製品市場で2010年以降、中華民国(台湾)のシェアが首位となってることを明らかにした。2015年、シンガポールの輸入電子製品市場に占める台湾のシェアは30.2%だった。但し、これは2014年の32.6%をやや下回る。(経済部統計処サイトより、中央社)

経済部(日本の経済産業省に相当)は25日、シンガポールの輸入電子製品市場で2010年以降、中華民国(台湾)のシェアが首位となっていることを明らかにした。しかし、世界経済の成長の鈍化により、半導体パッケージングやテスト関連の業務が減少していることから、2015年、シンガポールでは中華民国(台湾)からの電子製品輸入額が前年比15.2%減少した。シンガポールの輸入電子製品市場に占める中華民国(台湾)のシェアは30.2%にとどまった。

シンガポールは、中華民国(台湾)にとって第4位の輸出相手。2015年、中華民国(台湾)の輸出総額に占める比重は6.1%だった。シンガポールの関税当局の統計によると、2006年からの10年間、シンガポールでは中華民国(台湾)からの輸入額の複合年間成長率が5.5%となっている。これはシンガポールの輸入総額の複合年間成長率2.4%を上回るだけでなく、シンガポールの4大輸入相手のうち、中国大陸(香港含む)の4.0%、米国の1.1%、マレーシアの0.6%を上回り、トップとなっている。これによりシンガポールの輸入相手ランキングで、中華民国(台湾)の順位はかつての5~7位から、4位に上昇した。

シンガポールの輸入市場でも、中華民国(台湾)製品のシェアが最も高いのが電子製品であり、集積回路などの半導体のシェアは96.2%と最多。2010年以降、シンガポールの輸入電子製品市場では、中華民国(台湾)のシェアがトップを維持しており、その輸入額も年々増加している。ピークだったのは2014年の226億1,000万米ドルで、シェアは32.6%だった。

シンガポールの輸入電子製品市場における台湾のライバルを見ると、2015年の2位は韓国で、輸入額108億2,000万米ドル、シェア17.0%だった。3位はマレーシアの14.2%、4位は中国大陸(香港含む)の13.3%の順。

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