2024/04/30

Taiwan Today

経済

外貨準備高は4,334億3,200万米ドル、過去最高を連続更新

2016/06/08
5月の外貨準備高は4,334億3,200万米ドルで、4月から2億4,800万米ドル増え、過去最高を4月に続いて更新した。(中央社)

中央銀行は6日、5月の外貨準備高は4,334億3,200万米ドルだったと明らかにした。4月から2億4,800万米ドル増え、過去最高を4月に続いて更新した。増加額がわずかだった主な原因は、ユーロなどの値下がりにより、運用益が米ドル換算では圧縮されたこと。

また、今年5月末の時点で外国人投資家が所有する中華民国(台湾)の国内株式と債券を時価で計算し、さらにその台湾元預金残高を加えて米ドルに換算すると2,691億米ドルとなり、外貨準備高の約62%に相当する。前月に比べて1ポイント、35億米ドル増えた。

金融監督管理委員会(日本の省レベルに相当)の資料によると、外国人投資家は5月には活発な売りに出て、29億900万米ドルを引き揚げた。しかし、彼らが所有する中華民国の株式と債券の時価に預金を加えた額は減らず、逆に増えている。中央銀行外匯局(外貨局)の顔輝煌局長は、5月には外国人投資家が海外に引き揚げる資金が台湾に持ち込む資金を上回ったが、新政権が発足した5月20日以降、台湾の株価が反発したことで所有株式の価値が増え、外国人投資家の持つ株式、債券の時価に預金残高を加えた額はわずかながら増えることになったと説明した。

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